なんか思ったこと(コンサートのネタバレを含みます)














今回のコンサートで気になることというか、まああきらかに見れば分かるのですが、
紺野さんは左手を怪我しています。
また紺野さんほどの怪我ではないですが、よく見ると、
美貴ちゃん、吉澤さんも足を怪我しているのが分かります。


紺野さんに関しては初日にはギブスをはめ、ダンス時にも腕の角度を固定せざるを得ないほどの怪我のように見えましたし、
美貴ちゃんに関しても右膝にテーピングを巻き、その動きは本来のものとは違うと言わざるを得なかったと思います。


彼女らがそのような状況になった一つの要因としてフットサルがあげられます。
そしていつかはこういう日が来ることはもちろん予想できていました。
そういう意味で今フットサル活動というものは瀬戸際に立たされていると言う人もいます。


ここから先はあくまでも僕の考えです。
僕は彼女たちの本業は歌手活動であると思っています。
しかし、その活動に支障をきたすのならフットサルをやめたほうがいいなどとは決して思いません。
理由は簡単です。
彼女たちが真剣にフットサルに取り組む姿を見てきてるから。それだけです。


以前から何度となく書いてきていますが、
彼女たちは本気でやると言ったんです。
そもそも両立できなくなったらやめるというような考えで始めていないわけです。
だからどんなに辛かろうと両立しないと意味がないんです。
あとからいつでもやめられるようなものなら最初からやる意味なんて全くありませんから。


少し話は逸れますが、今回の怪我の話に関してはフットサルだけに限ったことではありません。
たとえば今までにメンバーが怪我や体調不良などで欠席または満足のいくパフォーマンスをすることができなかったことは幾度となくありました。
その原因が自分の体調管理の失敗によるものであれ、防ぎようのないウィルス性の病気によるものであれ結果は同じことです。
そういう意味では今回のことを特別だと捉えているわけではありません。
あくまでもそれらの中の一つの原因としてです。


話を戻します。
僕が大事だと思うのは、そのあとどうするかです。
過ぎてしまったことはもう戻らないんです。
その経験をどう先に生かすのか。今何ができるのか。大事なのはこういうことなのではないでしょうか。
100%うまくいくものなんてありません。失敗は絶対にあります。
それを今後にどう生かすかが大事になってきます。
怪我をした彼女たちに今できることはただステージで全力で歌って踊ることなのではないでしょうか?


では松戸公演でのパフォーマンスは彼女たちにとってのベストパフォーマンスではなかったのでしょうか?
帰りの電車の中でそんなことを考えていました。
本来bestというのは他のものと比較した中での「最も良い」という意味で使われます。
彼女たちの本来の力はこんなもんじゃない。だからこそそれと比較するとベストパフォーマンスとは呼べないんじゃないか。そうも思いました。
でもやっぱりそうじゃないなと。
彼女たちは現状で行うことのできるすべてのパフォーマンスの中での最もすばらしいパフォーマンスを見せてくれた、と少なくとも僕はそう思っています。
それはまぎれもなく彼女たちにとってのベストパフォーマンスなのではないでしょうか?


怪我の影響など感じさせないその表情を見ていると、
むしろこっちが気づかされます。
あぁ、俺らがそんなこと気にしてる場合じゃないなって。
あんなに頑張ってるんだから、むしろこっちが精一杯応援しようって自然と思えるんじゃないでしょうか。


彼女たちの表情からはそういった自分のパフォーマンスに対する強い思いを感じました。
それと同時にフットサルに対する同様の思いも。
それを見てしつこいようですが改めて思いました。
僕はやっぱり怪我するくらいならやめたほうがいいなんて誰にも言わせたくないし、
どちらにも手を抜くことなく真剣に取り組む姿をみんなに一度でいいから見てみてほしい。


そうすれば彼女たちの思いは必ず伝わってくるはずだと信じています。