第9回モンド21杯決勝最終戦(ネタバレあり)



と言ってもここ見てる人でネタバレされて困りそうな人は一人もいないとは思いますが(笑)


いやー決勝1戦目も2戦目もすごかったわー。
麻雀ってのは一見その局その半荘の勝負に見えるけどやっぱ長い目で見るとその人のスタイルをぶつけ合う戦いだよね。
最後はもう自分(のスタイル)が一番強いっていう思いだけ。
あれほどまでに自分のスタイルを磨き上げるには想像を絶するほど自分を追い込んできたんだろうなぁ。


そういう意味ではやっぱ一番最後まで自分を貫いたのがヒサトだったのかなぁ。
らしさっていう面では滝沢が一番らしかったと思うんですけどね。
唯一挙げるならあのドラ表の七萬のチーテン入れなかった局なのかなぁ。でもあれは滝沢らしいっちゃらしいしなぁ。ホント紙一重
藤崎は今大会の中ではインパクトNo.1でした。
短期決戦向きでないスタイルにもかかわらずピンポイントの押し引きでホントに優勝まであと一歩!という。
けどやっぱ唯一らしくなかったのはあの流局間際の4センチ聴牌とった局かなぁ。
編集入ってて流れがわからなかったからなんともいえないけどやっぱあの海底で安全牌のなくなる仕掛けはらしくなかったんじゃないかなぁとは思います。
目先の点棒を手に入れたと同時に自分の押し引きのバランスを崩してしまったのかなと。
その目先の点棒が優勝するために何より必要なものなんですけどね。麻雀って本当に難しい。


いやーそれにしてもヒサトのあの4000オールはシビレた。
石野が引き気味&藤崎に絞られるのはわかっていながらのホンイツ一直線。
西が持ち持ちのところで五索を暗刻にして最後シャンポンに受け変えたところでラス牌の三索ツモ!
親落ちしたら終了のところでも恐れず自分のスタイルを貫けるところがやっぱ凄いなと思います。
南四局の滝沢に5800打った局でもあの一索を一瞬の躊躇いもなくツモ切るもんね。
そりゃ確かに切るんだけどさ、でもいざ自分があの場にいてあの状況下にいたら果たしてツモ切れるだろうか。しかも一瞬の躊躇いもなく。
やっぱり最後はその執念がオーラスで滝沢に聴牌を入れさせなかったんじゃないかなぁと思いますね。


ホント今回は全18回全対局が見ごたえ十分で楽しかったです。
歴代のテレビ対局でもこれだけ内容の濃い大会はなかなかないんじゃないかなー。
自分もああいう麻雀が打てるようにこれからもっともっと自分のスタイルを磨いていきたいと思います。(`・ω・´)